じゃがたら祭り

毎回、唄うのも踊るのもこれが最後になるかもとの覚悟に似た気持ちでステージにあがる
やり残したことはないのか?お前はお前の踊りを踊っているのか?と、あっちゃいけないと、生きてきた様をぶつける

 

昨日、CLUB CITTA’での「じゃがたら祭り」とてつもないたくさんの人たちが、この祭りをかけがえのないものにしようとの
ここまでの日々は、苦あれば楽ありそのものだった。それだけに祭りのあとは、淋しく淋しく・・・最高だった
「じゃがたら族」としてのライブはかつてのメンバー、そして、JAGATARAを愛するミュージシャンが集まって
そのあたたかい音の中、自分は高揚を押さえきれず声を出し、体を音にあずけたこれが最後でもいいかもしれないと本気で想った

 

客席に創られた祭壇
JAGATARAメンバーのアケミ、なべちゃん、しのちゃんの遺影に見守られ、自分は小さな子供のように何も考えず、自然なままだった
ライブが終わったあと、メンバーはみんな興奮していた、誰もすぐ帰ろうとせず、JAGATARAの中に気持ちよくただよって話をしていた・・・

 

そして、自分にとってすごいことがあった。それは祭りに出演してくれた「渋さ知らズオーケストラ」のライブにも参加したことだ。
「渋さ」は数年前、何も知らずそのライブを観てJAGATARAがなくなったあと、はじめて居場所をみつけた様な衝動があったバンドだ。
何度かライブを観て、いつかきっと逢えるとひそかにワクワクしていたその「渋さ」の音の中に昨日、自分はいることができた。

 

リーダーの不破さんは、人づてに自分が「渋さ」で踊りたいと言っているのを聞いていた、そして「逢いたかった」と言ってくれた。
「渋さ」のライブではJAGATARAを充分過ぎるほど思い出させ、何度も胸が痛くなりでも体はその音を楽しんで踊った。
不破さんはステージで「JAGATARAは、僕が世界で一番好きなバンドだから、この祭りに参加できたこと本当にうれしい」と言っていた。
又、ひとつ大きな幸せな出逢いがあったのだ。まじで生きててよかったと想った・・・

 

そんな濃いオールナイトの「じゃがたら祭り」自分が最も敬愛するDEEP COUNTの魂のライブも圧巻だった。
いつも以上、集中しているノブの叫びに感動した。直接、話ができなかったのでここでDEEP COUNTにもお礼を伝えたい「ありがとう」
苦あれば楽ありだった、「じゃがたら祭り」たくさんのことを想いたくさんのお土産を皆にもらった。
参加してくれたミュージシャン、スタッフ、お客さんすべての「じゃがたら族」に感謝です。
そして、今、その昨日のライブ映像を観ながら泣きました。感謝以上です。「足音」が今でも聞こえています。
アケミ、なべちゃん、しのちゃん、JAGATARA、ありがとう。あたいは踊るよ。

 

南流石

02/05/04

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