見上げられない 空はいらない 小さな大人たちが プライドというエゴのよろいまとい地面を踏み鳴らし 草を踏みつける
走りまわれない 大地はいらない 声を潜め耳を澄まし 少しのぬくもりに 安どし しだいにそれに慣れてゆく
慣れちゃいけない 目を閉じちゃいけない
涙も飲み込まず 声をあげよう
空も大地も人の生命も
誰かが生んだものじゃない
誰かが壊していい訳ない
はじめから はじめよう
あいさつをして ほほえみ返し
空を見上げ 大地を走ろう
南流石
05/10/03