音しまえ

「あさって 2005年2月4日 私は久々に音の中に この自分を放り投げる」というと、かなり大げさですが、そんな感じ。

 

初台ドアーズでDEEP COUNTのライブに出演する、100%即興、インプロビゼーションこれってミュージシャンにはよくあることかもしれないけれど、ダンサーにはあんまりないことなんだよねっ、だいたい踊るときは振付師が踊りを創ってくれるし
ひどいダンサーだと音なんか聞いちゃいないでカウント数えているだけ、なんていうのが常だしねっ
ダンサー界で私の「振り」を踊る人はありがたいことに、いっぱいいるけどアドリブで本人に踊らせればわかるんだよっ
どこに行きたいかって事が・・・

 

人はそれぞれ、勿論、違う心と価値観と生き様を持っているのだけれど、それを誰も否定しちゃいけないけども
大事なのは「誇り」なんだよね・・・多分「誇り」ってお金はすぐ生まないかもしれないし、仲間もそうたくさん増えないかも
しれないけど「ただうれしいこと」もあるんだ・・・多分。それはあさってのライブみたいに、その音の中にいることを
許されるってことなんだよねっ。これが私の一番求めていることで、ミュージシャンやアーティストが誠心誠意で創った
音や作品の中に「お前、ただいれば・・・」すごい振りやスキルじゃなく、音の中に踊りの私が当たり前のようにいる事。

 

これは多分、もう20年以上前から私が望んだことでそれは少しずつ少しずつ、ずれたり曲がったりどちらかがうぬぼれたりや
裏切られたりと、とぼとぼの日々もありながら、でも切れずにその頃想像した自分の姿を想い続けている
今のその途中のうれしい出来事があさって・・・

 

話はとんとんとかわって、振付師と呼ばれている皆様の踊り、私をパクってもダメだよ、私は自分を創り続けるからさ
私には君達とは違うそんな想いがあるからさ、本当は皆ちょっとわかってるんでしょ
だったら音を敬えよ、怖がらず音に、この身体と心を投げ出してみなよ、すっげぇ~よ、案外楽になるかもよ
ていうかさ~2月4日のライブ、あたいほんとはかなりびびりぎみ、でも、びびりぎみ の おとしまえ

 

南流石

 

02/03/05

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