GLAYと時

私はずっと音楽だけでは人を救えないと想っていた。
けれど、その音楽にたずさわる人の誠実な想いが加わると音楽が人を救えるという事実をGLAYが証明してくれた。

 

およそ10年ぶりに参加したGLAY大型イベント幕張メッセ2days50000人「HAPPY SWING 15th Anniversary」。
私は振付演出と出演、そして流石組ダンサーは62名が参加した。
自分の過ぎていった時間を全て肯定できるくらい幸せな現場だった。

 

リーダーのTAKURO君は私が人としてもっとも尊敬しその一語一句を注目している人物だ。
ボーカルのTERU君の繊細な立ち振る舞いは深くやさしく、
ベースのJIRO君は常にどっしりと後からあたたかく見守ってくれ、
ギターのHISASHI君は無邪気に想いをたっぷりと伝えてくれる。
何もかもが多くの人々に愛されつづけているGLAYそのものだ。
そして、ドラムのTOSHI君はじめ以前マネージャーだった岡ちゃんやスタッフみんなが
そのGLAYを全身全霊で支えている。まさに見事なチームだ。
私は人から「また会いたい」と想ってもらえる人間になりたいと自分なりに生きてきた。
GLAYはまさに私にとって「また会いたい」とココロからそう想う唯一無二のバンドだ。

 

コンサートが終わり、あるメールが届いてた。
なんとそれは、当日LIVEを観ていたGLAYのファンクラブの女の子からで
「私はJAGATARAの20年前に亡くなった○○の姪です。」と名乗ってあった。
彼女はJAGATARAを生で観た事はないらしいが、こうしてGLAYのLIVEでJAGATARAの私と遭遇出来た事を
とても喜んでくれていた。不思議な縁に感謝し、音楽にこうして関わりつづけているこの人生を誇りに想える
うれしいメールだった。この場をかりて彼女にありがとうと伝えたい。
そして、GLAYとJAGATARAにありがとうと伝えたい。

 

 

南流石
08/13/11

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